灰色決着

アニメ『この世界の片隅に』の監督でもある片渕須直氏が『歴史群像』2月号に零戦の灰色塗装に関する記事を書いています。

零戦の灰色については、「単純な灰色だった」「緑色がかった灰緑色だった」「褐色(飴色)がかった色だった」などの説が、激しく議論されてきています。

実は、この零戦の灰色については、僕はあまり愉快な思い出がありません。

かつて某談話室で、飴色説を強硬に主張する人が、他人の意見などには全く耳を貸さずに自説を長々と書き込みまくるだけなのに、ゲンナリしたことがあります。

また自分も、ついうっかり不用意な書き込みをしてしまったら、日ごろからもの言いのキツイ人に叩かれまくって、大いにヘコみました。

以来、塗装に関する話には、あまり関わらないようにしています。

さて、片淵氏は灰色について、白と黒だけから成る単純な灰色で、それが経年劣化すると褐色(飴色)がかると結論付けています。

すると、アメリカで復元された零戦が飴色がかった塗装をしているのは誤りですね(あちらでは、それなりに根拠に基づいた自信のある色のようですが)。機体の再現度が見事なだけに残念です。

経年劣化した状態を再現したと解釈すればいいのかな。動翼だけがなぜか灰色なのも、羽布用塗料は金属用塗料より変色しにくいという事実に偶然にも合致しますし。

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